ご挨拶

一般社団法人AFWの代表を務めております、吉川彰浩と申します。

茨城県常総市(旧水海道市)で生まれ育ち、東京電力の社員育成所であった東電学園高等部(東京都日野市)に入学したことで、東京電力社員となり、双葉郡双葉町に暮らし、福島第一原子力発電所に配属され、福島県民になった人間です。

 社会人として暮らしていく中で、双葉町で妻と出会い家族を持ちました。双葉郡で人生を築いていく、そんな思いでいたときに、東日本大震災に遭いました。

 自分が預かってきた場所が、多くの方の人生を変えてしまいました。その現実を受け止め、自分が出来ることをしようと、2012年7月に東京電力を退職し、現在に続く、一般社団法人AFWを運営しております。

 原発事故からふるさとを守ろうとされる多様な方々とご縁を頂いてきました。出来ることが一つずつ増えていく姿を見るたびに、その背景には多様な方の汗や努力、何より次の世代への思いがあることを知りました。

当たり前とされ、見過ごされる日常の大切さに気づくだけでなく、それを支える人たちの、一人ひとりの人生の尊さを知ることで、人生を豊かにする学びを得てきました。

私は現在、東日本大震災・原子力災害とは、「一人ひとりの人生の尊さを考えさせてくれる出来事」であると捉えています。

そして東京電力福島第一原子力発電所とその周りの地域を題材とし、原発事故後に起きた事象と課題を知るところで留まらず、その課題の本質的改善を考察し、かつ個々人の人生を豊かにしていく知恵と学びとは何かまでを、探求し続けています。

それは、原発事故という歴史を負の財産として終わらすのではなく、社会を豊かにしていくための公的財産に変えていくための、私のライフワークです。

福島と聞けば、「人生を豊かにする学びにあふれた場所」と思ってもらえる未来に向けて、取組を続けてまいります。

代表理事 吉川彰浩

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代表理事 吉川彰浩プロフィール

1980年生まれ。

茨城県常総市出身、東電学園高等部卒業後、東京電力に入社。福島第一第二原子力発電所で勤務。2012年6月、東京電力を退社。一般社団法人AFWを立ち上げ、現在に至る。福島県南相馬市小高区在住。
福島県ホープツーリズム教育モニターツアー」ヒューマン

AFW以外の取組

  • 双葉郡川内村にて学校外教育に取り組む「川内村コミュニティプロジェクト」運営

  • 双葉郡楢葉町で民泊を営む「木戸の交民家」共同代表

  • 常磐線小高駅 民間駅長(駅守)「Way-Wayプロジェクト

  • 広野町でオリーブを通じた復興活動に取り組む「ひろのオリーブ村」会員

  • 福島県事業「いわき市大交流事業」委員(2018年~2021年)

執筆活動

  • Yahoo!ニュース個人オーサー 

  • 2017年3月 朝日新聞社出版「Journalizum」震災特集

  • 「エコノミスト」寄稿

  • 2018年1月~4月 「福島民報」にコラム「民報サロン」執筆

  • 2019年1月~2020年2月 日本原子力学会誌「日本原子力学会誌「ATOMOΣ(アトモス)」、コラム「日々是好日-福島浜通りだより」執筆

関連書籍、出演など

  • 「リスクと生きる、死者と生きる(著者 石戸諭)」

  • 「新福島復興論 (著者 小松理虔)」

  • 「ストーリー3.11あれから3年(角川文庫)」

  • 2020年3月放送 朝まで生テレビ

  • 新聞掲載実績:130回ほど

  • ニュース報道出演、ラジオなど他多数

 

法人概要

法人名 一般社団法人AFW
所在地 福島県南相馬市小高区上町2丁目55ー10
問い合わせ yoshikawa@a-f-w.org

運営

代表理事 吉川彰浩
理事   森田栄一
理事   桜井洋貴
監事   都丸一昭