福島第一原発を視察しました。

2016年10月18日

廃炉学習支援

一般の方々をお連れして「東京電力 福島第一原子力発電所」を視察してきました。
現場写真については東京電力さんから、頂くのにタイムラグがあるのでお伝えできないのですが、特にお伝えしたいことを文字でお伝えします。
1号機原子炉建屋の保護カバーが外され、現在使用済み燃料取り出しに向けて、がれき撤去をしていました。
直線にして数十メートルの距離で視察させてもらいました。

バス車内から防護服、防塵マスクをつける必要がなく、事故により破壊した1号機を生で見ることができました。
大切なのは、数十メートルの距離で見ることが出来る環境です
確かに水素爆発で壊れた原子炉の目の前に、恐怖感はあります。
でも現実は見れる環境にあるということです。

来年度ですが福島第一原子力発電所から10km未満の地域が避難解除されることが見込まれます。
事故のあった原発と同じ地域で暮らす方の思いは不安と怖いです。
それは状況が分からないからくるものであります。
客観的に評価すれば、そのような原子炉建屋の目の前で見れる環境そのものが、ガレキだらけの1号機のいえども、飛散防止剤などの対策により、環境影響を限定的にできている証拠です。
事故初期の放射性物質の飛散だけを考えて、避難区域の町の復興に集中できることを示しています。
知らなければ、誤解からの不安があります。

知ると、避難区域の縮小しても生活を目指せるということでもあります。(個人の怖い・不安)を受け止めたうえで、吉川個人はこう思いました。
そうした進んでいる場面とともに、浄化設備で浄化した原子炉建屋及びタービン建屋内にある高濃度汚染水が蓄えられるタンクを設置する為に、切られた伐採木が積み上げられたままの状況(可燃放射性廃棄物が野積みの状況はまだ改善されていません。

瓦礫撤去したものが構内の集積場に野積みのままでした。
これらを適切に保管するための工事は進んでいましたが、放射性廃棄物がむきだし保管せざる得ない状況は、住民の皆さまから見たら不安のことと思います。
これら廃棄物は0.01mSv/h~0.1mSv/h程度で構内中心部ほどにあり、周辺環境への影響はないものだとしてもです。
可燃物の野積みは火災の原因ともなります。説明がありました消防による指導が入っており、火災を防ぐ対策を講じるようミストをかけるよう対策をされているそうです。
また1号機の瓦礫処理では、過去地域に同様に原子炉建屋の瓦礫撤去で大変なご迷惑をかけたとも言ってました。
これは南相馬市で、事故初期の除染が終わったのにも関わらず、急に農作物(米)が基準値越えのものが発見されたことを指します。
これを東京電力も認め、謝罪された過去があります。

つまり、同様にして地域に放射性物質をふりまくことが無いよう、対処(飛散防止剤や現場直近で線量があがった場合、粉塵が舞わないよう水を振りかける装置の設置)を出来る状態にあるが、万がいちの際は、HPを通じて地域にアナウンスするということをお伝えしていました。
対処を講じている、万が一はネットでというお話しは、ネットを使えない方にとっては事後報告になりますし、万が一を知れないという環境が生まれることは不安と正直感じました。
アナウンスは当然地域行政から被災された方へとなりますが、迅速適切にいくかという観点からいくと、万全とは言えないと思いました。
評価すべき点と、住民の皆さま目線での対処・お伝えはもっと頑張ってほしいと思う次第です。

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