記録的大雪 福島第一原発インフラについて

2014年2月9日

その他

全国的に大雪になっています。
つくづく土日で良かったと思っています。

私が住むいわき市錦町は5分ほどで北茨城市に入れるいわき市の南端です。
それでも20センチほどの雪が積もっています。

福島県のイメージは皆さん会津地方ような気候をお持ちではないでしょうか?
福島県の浜通りと呼ばれる沿岸部地方は、実際は雪は殆ど降りません。
年に何回か、そして翌日に日中には溶けてしまいます。

いわき市の南側では、スタッドレスタイヤをはかない方も多くいらっしゃいます。

今回のような大雪、一日で数十センチも積もった場合、関東地方と同じように大変な騒ぎです。

さてここからが、皆さんに知っておいて欲しいことです。
福島原発へアクセスする場合、いわき市からは主に国道6号線、高速道常磐線、県道35線を使います。
これは全て片側1車線です。通勤時はもれなく大渋滞になります。
そこに雪が積もってしまった場合。。。先に書いた通り雪に慣れていない地域性ですから、渋滞に拍車がかかると共に交通事故の可能性が飛躍的に上がります。
また川内村を代表とする西側からの通勤は、山道の方々一車線です。
こちらも飛躍的に事故の確率があがります。

雪が降った場合、在職時代私も経験しましたが高速道は使いません。
それは自信がないから、皆下道で通勤します。
帰りの時間などはアイスバーンにより、まともに走ることも大変でした。
その時は3時間30分ほどかかって家に帰った記憶があります。
その当時は福島第二原発でしたから、それが福島第一からだと+1時間ほどだと思います。

脆弱なインフラに加えて、運転する者も未熟という状態で雪道に挑むことがどんなに危険かは雪国育ちの方は容易に想像がつくと思います。

今回のような大雪が降った場合、発電所では作業が打ち切りになる事が多いです。
通勤の困難さと事故を防ぐため、積極的に早期退社を促すことになります。
作業員の方々を守る為に、正しい行動だと思います。

しかし福島第一原発は汚染水の問題も自転車操業のような状態、そして原子炉の冷却も外部電源に完全に依存した状態。
万が一のトラブルが発生しても、大雪と脆弱なインフラが重なり、人員の確保が事実上困難になります。

このような時に震災クラスの大きな地震が来たら
考えたくもないですが。。。

土日でよかったと思う反面、万が一が起きないことを願っております。
神頼みのような状況です。

通勤の問題をあげましたが、本当に問題にしなければいけないのは、万が一の緊急時に対応できる環境が整っていないことです。
脆弱なインフラは改善しなければいけませんし、そして働く方々が近くに発電所に容易に通勤できる場所に住めないといけない。

現在は警戒区域と避難指示解除準備区域により、福島第一原発を中心として半径20kmは人が住めません。
隣接する地域の賃貸住宅不足問題が発生し、住民帰還が進まぬ故にあらゆる生活インフラが未熟している状態(住みやすさの喪失)
現実的に緊急時の労働力は遠方から集めるしかありません。

私が浜通り地方の復興が原発収束に不可欠だと唱えるのには、未だに不安定な状態で放射能を出し続ける原発を支える環境がないことを問題視しているからです。

万が一が起きた場合どうするのか
どうせ起きないよと考えているのは、社会全体も一緒です。

記録的な大雪が降りました。見えるものがあるはずです。
震災から3年が経とうとしています。

震災前よりも大幅に福島第一原発を支える人たちが働きにくい環境が続いています。
今回の大雪により、これが如何に危険な事かを考えて頂けるきっかけになればと思います。

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