震災の風化への思い

2014年4月1日

その他

3月11日が過ぎ、双葉郡の復興と福島原発関連の活動をしている人間にとっては「冬の到来」になります。
新聞、マスコミ、ジャーナリスト、の方々からの取材も、急激に無くなります。

想定していた事とはいえ、やはり現地の問題は基本現地の人間達が積極的に活動しなければ、消えてしまう儚いものだと感じております。
とはいえ、現在3つの講演依頼を頂くことが出来ました。
開催時期、場所、内容含め検討している所です。

やはり現状を訴えていく事も重要ですが、早い段階で自らが現地で起きている問題に対して効果を発揮できる場が欲しい所です。
場当たり的な改善をするのでなく、解決出来る力を持ちたいと思っています。

今年度からは、急激に双葉郡の町の様相が変化するものと思われます。
避難指示解除準備区域への帰還も進んでいきます。
広野町に隣接する楢葉町では除染も急ピッチで進んでおり、今後除染で発生したごみを燃やす焼却炉が福島第二原発に隣接する地域に作られます。

先日、早期帰還した住民への補償の話も上がりました。
一人90万程度ですが、金額の多寡よりも決まったことが重要で、これにより帰還させる事が現実的に進んでいる事を指しています。

いつまでも避難生活を送れる分けではありません。
しかるべき時に帰還の選択をしなければいけない時がきます。
その時には、現在補償されている内容も打ち切りが決まります。

現在、多くの被災者の方がぐっと堪えて生活しているのには、補償をされているからといった部分が多いと思います。
補償も打ち切られ、生活する糧もなくなった地域に戻る事に、後数年しかありません。

その時が被災者の方々にとって、生活の苦しみ的にも、精神的苦しみ的にもピークを迎えます。

私が広野町に拘る一つの理由は、広野町が未来の双葉郡の姿を現しているからです。
広野町を救えない場合、当然同じ道を歩む双葉郡の解除される地域は救う事は出来ません。

一人の被災者として望むのは、将来への希望を持てるレールです。
そして活動している一人としてやらなくてはいけないのはレール作りです。

限られた時間があります。
急がないといけないと思っております。

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