吉田調書についての思い

2014年9月13日

その他

吉田昌朗さん(元福島第一原子力発電所所長)の聴取記録「吉田調書」の報道について

朝日新聞社長が誤りを認め謝罪されました。
この一件について命令を無視して逃げた逃げないの議論で終わることや、朝日新聞叩きで終わることに問題を感じています。
当時の状況下において、多くの人間が死ぬ可能性がありかつその時点で手を打つ方法がない状況にて、一時的に安全な場所まで離れたことについて
解釈の相違です。
体制を整える場所が福島第二原発にしかなかった。そこは10km離れていた。
50歩100歩のような話。
ただ吉田所長の指示が正しく伝わらなかったことは問題であり事実です。
理解していただきたいのは、「逃げた=投げ出した」わけではないということ。
職務放棄をした分けではないのは、福島第二原発に退避し翌日には福島第一原発の向かったことからも明らかです。
今後に向けて大切なことは
今も働く方々が当時命を捨ててでも困難に立ち向かったことへの評価をきちんと成すことです。
これが成されなければ、戦犯のような扱いがいつまでも続き、彼らの環境改善には向かわず、それが福島第一原発の復旧への問題へと続きます。
また、そこまでのシビアアクシデントに達した場合の退避場所を作ることや連絡体制を確立することへの整備をすることではないでしょうか?
今も東電社員の方々も作業員の方々も辞めていきます。
辞めていく理由の一つには、社会からの事実と違う批判があります。
発電所の仕事は大変複雑な分業制です。
ある一人が辞めて変わりがいるような職場ではありません。
今後も続く廃炉への道で貴重な人材です。

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