原発事故避難者の方々への支援について

2014年12月1日

その他

・帰還しない、帰還できない方々への取り組みを
現在原発事故による避難生活を送る方々が、町の行政や政府にはっきりしてもらいたい問題があります。
それは帰還出来るのか、出来ないのかです。
そして帰還とは「生活」していくことが可能かどうかを含みます。
放射能以前に生活していく糧「仕事」があるのかが重要な「帰還の要素」になっています。
双葉郡広野町のケースから目を逸らしていないでしょうか
広野町に帰還している方の多くは「高齢で働いていない方」「自営の方」「廃炉、除染の仕事をされている方」「隣接するいわき市で働いている方」です。
徐々に帰還が進んでいますが、避難区域解除になって2年半以上経ち、震災前の人口の3割程度です。
今後帰還が予定されている楢葉町や浪江町は、このままでは広野町の二の舞です。
帰還困難区域や居住制限区域が多く占める、双葉町、大熊町、富岡町はなおのことです。
残念ながら明確にビジョンを打ち出すことが出来ていません。
「帰還しない」「帰還できない」を選択することを法的に支援する試みが未だありません。
原発事故を被災した町が「帰還に向けてここまでやれている」といった明るい情報を目にするにあたり、ご苦労とひたむきな姿に感謝を覚えます。
ですが同時に帰還を選択できない、しない人達への取り組みがおざなりになっていることに不安を感じます。
もうすぐ5年目を迎えます。
決して短い期間ではありません。
ほとんどの方が現在の住まいで生活の基盤を築いています。
原発事故で被災された方々は帰還に伴い、「2度目の」生活の基盤を失うことに不安を感じています。
宙ぶらりんに「帰れる希望」があります。
それは「帰れない権利」と「帰らない権利」への取り組みがなされていないからです。
避難されている方々は「帰還する」を前提に進められていく町の復興に、疑問と不安を抱えています。
原発事故で被災された地域の「復興」は震災前の状態に戻すことではありません。
新しく作り直し、帰還する、しない、できないのいずれの選択をしても心豊かにそして平穏に暮らせる状態を創り上げることです。
帰還しない、できない方々への支援を望みます。

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