汚染水のトラブルについて

2013年4月16日

その他

久しぶりの更新になります。

色々と思う所があってお休みしていました。
ここ最近では1Fの地下貯水槽の問題がありましたね。
個人的な考えですが、沢山考えさせられました。

地下貯水槽そのもののアイディアは悪くないと思います。
ただ、そこには原子力産業で絶対に抜かせない「漏えい防止」という考えが不足していました。

私も初めて知りましたが、地下貯水槽の設備は元々溜め池等に利用される技術だそうです。
当然扱うものは汚染されていない水です。
多少の漏えいは許容されるものです。

根本原因は原子力産業の知識がメーカー側に欠如していた事と、電力社員がそれを安易に採用してしまったことです。

私が14年間の会社生活で学んだ事は絶対に放射能は出さないということです。
その為に湯水の如くお金を使うことは多々ありました。

現在の1Fの状況は皆さんが思っているほど楽観視できるものではありません。
地下貯水槽の廻りにあるタンクですが、あれが外にむき出しであることが既に異常なんです。
簡単に言えば、漏えいした場合「確実に汚染が外の世界(要は一般公衆に広がる)に出る」からです。
通常は建物の中に放射性廃液を入れたタンクがあるのが普通です。
万が一漏れても建屋内での処理が可能だからです。

しかし現実は甘くはありません。日に400トンのペースで増える汚染水を処理できる機能がない現状では、仮設のタンクに入れるのが最良になっています。
建物を作って仮設のタンクを入れるのは、設置許可という1年以上かかる厳しい審査を受けなくてはなりません。

原子力規制庁は今回の問題に対して「専門家ではないので防げない」と発表しました。

これらを総合すると
1.原子力の基本的考え「放射能を拡散しない」が企業にしみついていない。
2.メーカーが出す技術を東京電力社員が、汚染水を扱うという観点で技術的に評価できない。
3.原子力規制庁を含む国の機関が協力的ではない

という事がまざまざと分かるトラブルでした。

そして本質の問題「増え続ける汚染水をどうするのか」これについては議論にあがっていないです。

汚染水の問題については、もはや利益企業である東京電力だけでは問題の解決が不可能に近づいています。

国の管理下もしくは協力なくしては解決の糸口すら見失いそうです。

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