放射性廃棄物のお話し

2013年3月18日

その他

皆さんはTVでも使用済み燃料の話が盛んにやるので、原子力発電所では使用済み燃料と呼ばれる廃棄物が発生することは知っていると思います。

でも、それ以外の放射能廃棄物についてはご存知ですか?

実は原子力発電所を運営していく過程で避けては通れない廃棄物の問題があるのです。

全国の原子力発電所は大飯原発を除き全基停止中です。

しかし、原子力発電所は停止していても必ず放射性廃棄物が発生するのです。

原子炉及び燃料貯蔵プールは常に水に満たされ循環冷却されています。
その水は配管から出るゴミ等によって徐々に汚れていきます。
すると、そのゴミが放射化という現象によって放射能物質に変わります。
それをほおっておくと水の放射能値が上がってしまいます。
その状態を防ぐ為に、通称デミと呼ばれる樹脂を通して綺麗にしています。
樹脂に吸着させると思っていただければと思います。

だんだんその樹脂も汚れてきますから、定期的に交換するんです。
汚れた樹脂はどこへ行くかというと使用済樹脂貯蔵タンクと呼ばれるタンクに行きます。
そこで保管されて終わりです。
なんでかというと、そこまでしか原子力発電所を作った時に考えてなかったからです。
呆れてしまいますよね。

私がいた東京電力ではSRタンクと呼ばれる貯蔵タンクが一杯になるとFSTRタンクと呼ばれるタンクへ移送する方法で終わっていました。
簡単にいうとSRタンクが一杯になったから、更に容量の多いFSTRタンクへ移すってだけです。

言葉は違えど全国の原子力発電所にこのタンクはあります。

一度そのタンクの清掃工事があって、水で希釈した状態ですが2000mSvを超えていたのを覚えています。

この使用済み樹脂の処理方法については技術的にも確立されていません。
あまりにも高線量というのもネックになっています。

しかもですね。このタンク地下設備にあるんです。
福島第一原発では汚染水に浸かったまんま、現在も状況は分かりません。
私はいち早く状況を確認すべきだと思っています。

タンクに穴が空けば、汚染水がさらに高濃度に汚染されると思っているからです。

使用済み燃料だけが問題ではないのです。

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