福島県が福島第一原発の規制に乗り出しました

2013年4月18日

その他

昨今の福島第一原子力発電所のトラブルに鑑み、ようやく福島県に「廃炉安全監視協議会」が組織されました。

こういった行為自体はやって然るべきです
ただ遅すぎますね。
燃料プールの仮設電源トラブル、地下貯水槽トラブルが世間で大騒ぎしてからの話ですし。

こういった福島県が積極的に廃炉に関与規制していく事の重大さは私は退職してすぐ
福島県県庁に申し出ていたものです。

私からすると、やはり大きなトラブルが発生しなければ私の言ったことの重大さが伝わらなかったのかなという思いと
以前から有識者だけではなく現地を知る人間が必要と強く訴え協力の申し出をしていた私を採用しないことに、いくばくかの不満もあります。

予想の通り、こういった組織のはくをつけるためにと取れる
原子炉専門教授や今までの規制当局の人間を採用しています。
また町役場の方々を採用しているのは、あくまで町との繋がりを強調しているのみに過ぎず
町役場の人は完全な福島原発のど素人ですから。

なんにせよ、一般の方が納得がいくような規制監視ができようもありません。
東京電力の内部をまったく知らない人間達の構成だからです。
これには、無駄な規制監視が横行する危険性もはらんでいます。

言葉は良くありませんが知っているからこそできる便宜という側面が必要です。
言いかえるなら協力するという点です。

例えば、現場の事情と技術的知識がない人が安易に規制監視した場合
重箱の隅をつつくような本質の問題を解決するにはほど遠いことを指摘しかねません。
それに時間と労力を使う事は、規制側及び東京電力ひいては避難生活を送る方々にとって
大きな損失になります。

今回の方向性そのものは良しと思います。
ただやり方が良くない。

私のように自ら、持っている能力をそういった監視の場に活かせないかと、
申し出た人間は多いはずです。

よくこの先を見てください。
きっと東京電力の広報からの情報を再掲載するか、現地を視察して「しっかりやってください。」程度の苦情を提言する程度でしょうから。

これでは組織携帯が変わっただけで、震災前と変わらず「ほど良い距離感を保ったなれあいの監視規制」から脱却できるものではありません。

一人ぐらい福島第一のエキスパートを入れるべきだと強く思います。

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=3277

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