福島第一原発テロ対策について

2013年5月16日

その他

福島第二原発でテロ対策訓練が初めて行われました。
TVで見ていましたが、いやまるで映画の世界ですね。
でもこの感覚が正しいかと言えば、それは間違いなのでしょう。

新潟県にアルカイダが潜伏しているという話を在職中に聞いたことがあります。
現実としてテロは起こり得ると考えなければいけません。

万が一テロが起こった場合、津波の時のように想定外という言葉は使えないのです。
結構笑いごとではなかったりします。

ただ、私としてはテロ予備軍になりかねない原発労働者を危惧しています。
震災直後は正義感、責任感から原発労働者は高い士気のもと働いていました。

しかし現在では社会的地位も低く、場合によっては正当な給与すら貰えないケースがあります。
また、労働環境は皆さんが想像するような過酷さがあります。

私も正直在職中は心が腐りかけたのは事実です。
電力社員でも1800人程、原発作業員では3000人から4000人とも言われています。
精神的に追い詰められた方の中には、やけっぱちになる方がいないとも限りません。
また、下請けと呼ばれる作業員の方々は元々警戒区域に住んでいた方達です。
言わば、人生を台無しにされた場所で怒りをこらえながら働いているのです。

長年原子力の中枢で働いていると原子力を過度状態に陥れるにはどうすればよいか
知識的には得てしまっています。

知識を悪用すれば、取り返しのつかないことが起きてしまいます。

私が原発労働者を手厚く扱う必要があると講演しているのは、情だけではありません。
今起こり得る危機への対処を促すためでもあるのです。

銃を手にした集団が正面から襲う必要はないのです。
静かに確実にそういった事を起こすことは難しいことではありません。
正規の手続きで作業員として入域し、事を起こすだけで済んでしまいます。

正直これを書くのはためらいました。
不安をあおるだけなのかなと。
しかし重要ですし、改善できると私は思っています。

私達のこの何気ない日常は多くのモラルある原発作業員達の頑張りと我慢によって
ぎりぎりのところで保たれているといったことは認識して頂きたいと思います。

活動一覧はこちら