原子力発電所設備知識(電源について)

2013年5月17日

その他

前回原子力の設備について紹介すると告知しましたので
さっそく第1回をさせて頂きます。

巷では原発の再稼働のお話がでていますね。
皆さんは活断層の上に原子炉設備を作っちゃいけないというのは知ったと思います。
さて、原発事故を体験した身として今回ご紹介したい設備は電源設備です。

電源設備の重要性からご紹介します。
通常原子力発電所が動いている場合は、自分で発電した電気を元に設備を動かしています。
所内電源と呼びます。
また、外部から送電線を介して供給される電源を外部電源といいます。
そして非常時に電源を供給する非常用電源があります。

大別すると3種類あることになります。
1.所内電源
2.外部電源
3.非常用電源
です。

さて、大飯原発を除き全国の原発は停止中ですから「所内電源」はなくなり、外部電源と非常用電源で原子力の安全を保つことになります。

今回の震災で私達が教訓としてしった事が巨大地震が発生しある条件かでは、外部電源と非常用電源が機能しないということです。

外部電源は発電所の敷地外の送電線から供給されます。
福島第一ではその送電線の鉄塔が一部倒壊しました。
また、福島第一と福島第二に供給する変電所はめちゃくちゃになりました。

非常用電源ですが、これは直流電源(バッテリーです。)と非常用ディーゼル発電機になります。これらが津波により被災し機能しませんでした。
どちらも地下に設置されていた為です。地下に設置した理由は耐震強度を持たせる為です。

これらの抜本的解決はどこの発電所でも達成できていません。

因みに発電所に必要な電源は6900Vの特別高圧です。
これを480Vに落とし、最終的には120Vの低圧にして使用します。

直流電源は交流に変換し使用します。これは120Vですので主に制御用電源です。
制御盤とよばれる操作盤の電源に使用します。

原発の安全性を考えた時にこの電源が最重要だと思います。

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