原子力発電所設備知識(タンクとサンプ)

2013年5月19日

その他

ミニ講座3
タンクとサンプについて

タンクは皆さん知っていると思います。
有名なのは汚染水タンクですね。
主に円筒形の液体を保存する設備をいいます。

福島第一原発にあるタンクをさらっと書くと
廃液収集タンク、廃スラッジ貯蔵タンク、廃樹脂タンク、ホウ酸水タンク、軽油タンク、原油タンク、復水貯蔵タンク、純粋タンク、ろ過水タンク、LCWタンク、HCWタンク、LCW受タンク、HCW受タンク、FSTRタンク、NFSTRタンク、密封油タンク、油貯蔵タンク、窒素貯蔵タンク、硫酸タンク、苛性ソーダタンク、一鉄タンク.etcと様々なタンクがあります。

それぞれ内包する液体の違いによって命名されています。これらは系統という名で分類され、全て原子力の運営に対して必要な物です。
また、それぞれ複数のタンクに分かれていて末尾にA,B,Cといった感じで分類されます。
各号機にそれぞれありますから大変な種類と数のタンクがあることが分かって頂けたらと思います。

サンプについては皆さん、聞いたことがない名称だと思います。
基本的にタンクと似たようなものです。
違いは建屋の基本、最下部の床面に対して掘り下げられた空間を指します。
イメージとしては床に穴が掘ってある感じです。
綺麗に長方形に切り取られていますs。
これも機器ドレンサンプ、床ドレンサンプ等と分類され、発電所で発生する余剰水の最終貯蔵先となります。

分かりずらいですね。すいません。

皆さんがTVで見ている建屋の中には、タンクとサンプという物が沢山あって、それぞれの用途に応じた液体が入っていると思ってください。
それらの多くは放射性の液体です。
そして福島第一では汚染水つかった状態になっています。
それらも汚染水を汚染させている要因だと思っています。

汚染水がメルトダウンした燃料によって汚染されているだけでなく、建屋の地下空間を汚染水で満たした状態では、放射性の液体を入れたタンク、サンプが水没したままです。

これらの処理も福島原発の廃炉を考えるととても重要な問題だと思っています。

活動一覧はこちら