情報を発信する者の心得

2013年7月30日

その他

原発情報を扱うメディア、公共機関の不信感への表れなのか
現地の実情と違う内容で、信憑性の薄い情報をあたかも真実のように拡散されています。

一般の方は悪気があってシェアされているのではなく、不安の表れだと思いますのでその記事のシェアは個人の抽象にあたるので私の方で再シェアはいたしません。

内容は下記の通り

現在福島第一では湯気発生し、それが2000msV/hを記録した事はニュースでも報じられています。
それと北茨城市放射能(毎時7マイクロシーベルト)が観測されてと。
注水装置(梯子車のようなもの)の写真を組み合わせ
かつ出所のしっかりしない作業員から聞いたという記事を合わせこんで
「福島第一で2,3,4号機の周辺施設、敷地で核燃料が燃えている。注水をしているが間に合わず消防へ依頼したが断られた。」
と論じています。

私もこの記事を読んで、不安がありましたので早速現地の友人に連絡をとりました。

結果、「何それ、毎日行ってるのに初めて聞いたんだけど」と。。。。
肩すかしもいいところ。

まず彼の立場を説明しますと東電社員であり、福島第一に毎日入域し3交代業務を行う人間です。
核分裂反応が暴走し、冷却できていない事を否定しています。
また注水もしていないし、消防への協力依頼の事実もありません。と

彼の場合、ある意味毎日命がけですから、私達よりその現場の状況を理解して働いています。
私からも、北茨城市の毎時7マイクロシーベルトが検出されたのは工場で非破壊検査を行った際に漏れ出たもので、福島原発由来ではありません。

この事実を故意に削除して記事にされています。

ただし、湯気が出ていることは事実で2000mSv超えも事実です。
事実放射能が出ていることと、原因がいまいちはっきりしないことは大変な問題でそれに危機感を持つことは私は賛成です。
しかし事実を捻じ曲げて、必要以上にあおることは同じ情報を発信する人間として許すことは出来ません。

それは悪意なくとも、特に放射能に関する話題は人の人生を大きく左右してしまうからです。
私の講演の場に涙ながらに、「私達親子は生きていくことができるのですか?」といった沈痛な表情で訪れる方がいます。
また、検出限界値未満の作物だけを出荷している方は、福島産というくくりだけで生活がしていけないほど値下がりしていると仰いました。

どちらも放射能汚染実情がはっきりしないことと、放射線が人体に同様な影響を与えるのかがはっきりしないこと、そして補償が行き届いていない事の問題はあるものの、投げっぱなしにされた情報の被害者という側面がある事はご理解いただけると思います。

私がお伝えしたいのは情報を発信する方はその情報の影響力について考えるべきだという事です。
言い換えれば責任をもって頂きたい。

正しく情報を発信してこそ、正しい危機感を持てるのではないでしょうか?
情報を発信する立場である私も考えないといけない。

責任をもって、そしてフォローもしていかないといけないと思っています。

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