増え続ける汚染水について

2013年8月1日

その他

福島の汚染水について危機的状態であるって報道について

この問題は半年も前からニュースに上がっていた事です。
アルプスを通した、トリチウムを含む汚染水を基準値以下にして海に放出するしか現実的な方策はないと、既に議論されてきました。

原子力規制委員会の今回の発表は、放出への後押しをようやく始めたと私は思っています。

以前の投稿で現在も全国の原発で放出されている廃液と同じ物を出すという事を説明したと思います。

福島原発だけは放出できないとするのは矛盾が起きてしまう。
原発が作られ40年、毎日どこかの原発で放出されてきた物。
本来は東京電力が海洋汚染をする前から、積極的にこの事実を規制側(国)は国民に理解を求めなければいけなかった。

放出=海洋汚染と短絡的に考える世の中になった今、自分達に批判のバッシングが向けられるのを恐れていたのではないか。

最近の報道でも、規制側も東京電力に問題を丸投げしている姿勢がうかがえる。

東京電力側はかなり早い段階から汚染水を貯槽する方法について限界があることを見出し、アルプスの作成に取り掛かっていた。
トリチウムを除く放射能を除去できる物を僅か1年半ほどで作りあげた。
しかし放出を可能とする物を作ったが、それを後押しする機関はなく、東京電力は地元漁業関係者へ、信頼に失墜により了解を得られるわけもない中、理解を得るまで放出しないというスタンスをとった。

トリチウムを含む廃液(基準値以下)を放出して経緯は、地元の漁業関係者は知っている。それは原発の立地の時から説明しているからだ。
また、原発近隣漁業関係者は納得するだけのお金を既に受け取っている。
これは全て震災前のお話。
漁業関係者はトリチウムを含む廃液を放出する事を了承した過去がある。

私が言いたいのは、汚染水と一括りにしてはいけないこと。
海に漏れ出ているのは原子炉を通って、放射化した高レベル廃液。当然、自然環境へ漏らしてはいけない物。
そして今回報道された汚染水は正しくは低レベル放射性廃液、それを基準値以下に希釈した、法令的に許された廃液である。

この話をする際、いくら希釈しても放出する放射能の総量は変わらないという指摘を受ける。これは事実だ。
しかしながら、それを言ってしまえばこの世に存在する工場、化学プラント全て同じ理屈になってしまう。
大切なのは影響の度合いである。
放射能=死に直結するイメージを持たれている現在では、理解しがたいと思われるのも仕方がない。

しかし40年という歴史が影響の度合いを示している。
現時点で言えば、トリチウムについては明確に影響を及ぼすとは言えない。

これは感情論を抜きにした事実の列挙だが、漁業関係者の思いを想像すれば
如何に人でなしの考えかは私も理解している。

この件について私の個人的考えは、取り返しのつかない海洋汚染を防ぐ為受け入れて欲しいということ。
そして東京電力には将来において、東北、北関東、福島漁業関係者へきめ細かな補償をして頂きたいという事。

大事の前の小事という考えは決して許されるものではない。
そういった考えで法令で許されているから放出ではなく、
汚染水問題が破たんしている事と、福島近隣漁業者への補償を相互に大事とし解決を計るべきではないだろうか。

規制側も東電否定をしつつ結果放出は仕方がないで、発言を終えてはいけない。国民が知らない過去の事実も含め、一蓮托生で解決に動いてほしい。

そこで生きていくしかない人達の思いを考え、合理的に可能な判断が求められている

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