ふたばワールド2013に参加して

2013年10月19日

その他

ふたばワールド2013に行ってきました。

懐かしい面々に会いたい思いと、14年ぶりに行われるという8町村合同のお祭りがどんな物かといったワクワク感を抱えて・・・

印象的だったのが、あちらこちらで再会を喜びあう光景です。
このお祭りの本質は原発事故から立ちあがっていく町の姿を観てもらうことよりも、各避難場所からシャトルバスを飛ばし、途絶えてしまった人の交流をよみがえらせるものでした。

開場に訪れた何千人というお客さんが、ほとんど原発事故で被災した方々だという現実が、楽しいお祭りのはずがなんともやりきれない気持ちになりました。

震災前だと、町のちょっとしたお祭りでも東電社員や作業員の方々に、ひっきりなしに会うものが、今日は殆ど知り合いに会えなかったのが、やっぱりそういったイベントには参加しずらいのかなと思いました。

でも、同じ町の人間同士がいがみ合うのは、とても心が苦しいです。
あえて顔を合わせて、厳しいことは当然言われますが、正直に向き合う事で見えてくるものがあります。それは原発事故により避難生活を送る人達のこころです。

これって自分の心の負担も大変です。でもその一歩がないと何時までも壊れた関係のまま進むことになるのだと思います。

私も旧知の人達に会いましたが、大変厳しい事を言われました。ぐぅの音も出ません。しかし、それに今どう自分が出来る事で向き合っているかをお話させて頂くと完全に氷は解けませんが、話し合うことが出来ます。
そこでやっと本音を言ってくれて何を解決していけばいいかが見えてきます。

今日は土曜日です。会場に行く間、広野町を散策しましたが人の気配を殆ど感じませんでした。
この異様さを放っておく社会にぞっとしました。
広野町の出店ブースがあり、お話させて頂きましたが、民間からどうにか町を復興させようとしているお話を聞きました。

県外や県内でも遠方の町は震災の爪跡も感じられることはありません。
震災前の時のような本来の町に戻っています。

多くの方は現在の警戒区域だけが散々たるありさまだと思っていますが
それに隣接する町は今も大変な傷を負った状態です。

私と会っただけで涙を流してくれた方がいました。
懐かしさだけではないでしょう。
2年半も過ぎても変わらない過酷な状況の中、もがくしかない現状への
複雑な思いがあったからだと思います。

その方は社員ではありません。一緒に仕事をしていた企業の方です。
いがみ合う関係で終わらせたくないほど、一緒に汗を流した思い。

人前ではばからず、泣いている姿に嬉しくもあり、こんな涙を流させてしまう
社会を変えなくてはいけないと思いました。

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