福島第一原発通勤問題について

2013年12月5日

その他

福島県の浜通り地方(海側)は基本的に国道6号線を通らなければ進む事が出来ません。
途中支流となる道がありますが、最終的に発電所に続く道路は1本道(片側1車線)になります。
通常時、どうしても国道6号線は原発作業員の方々と除染作業員の方々が集中し、朝夕は渋滞が発生してしまいます。

これに対する有効な解決策はとられていません。

作業員の方々はめいめいで、自分なりに通勤短縮の為あれこれ脇道を探している状況です。
通勤の為に広野町ICまで続く高速道路(常磐自動車道)をあえて使う方も多いです。

個人の工夫には限界があり、いわき市から通勤される方のほとんどは、福島第一原発まで2時間から2時間30分かけて通勤されています。

ただでさえ大変な通勤で新な問題が起きています。

それは、原発入口渋滞です。
以前から入口渋滞は起きがちでした。それは一人一人、入構証と呼ばれるIDカードを確認するためです。
これは、原発作業員として登録していない方は入構させない為です。
簡単に言うとテロ対策が目的です。

先月福島第二原発でパトカーに追われた方が、その入口を強行突破しました。発電所へ続く道は発電所入口で袋小路になっています。
片側一車線で行き止まりに入構ゲートがある。
そういった作りになっています。

たまたま、パトカーに追われた人が迷いこみそういった暴挙にでた結果
現在発電所入口は車一台を通すことにゲートを開け閉めするようになりました。

以前は朝夕の通勤時間帯に限り、ゲートを解放し警備員が車を一台ずつ停止させ確認がすめば進めるようにしていました。

それが、一台通す毎にゲートを開け閉めのやり方に変わり、入口渋滞が大変な事になっています。

発電所入口周辺に到着しても、30分以上待たないと入れなくなりました。

表向き、突破された分けですからテロ対策不十分とみなされ、東京電力は厳重にしました。
でも、そこで働く人達にすればいい迷惑です。

この件については作業員の方々と社員から大変な不満が出ています。
私の友人はいわき市から福島第二原発に通うのに、朝6時に家を出るようになりました。
いわき市の中心部からです。

私がもし会社を辞めてなかったら、6時前には家を出ないと間に合わないでしょう。(いわきの外れに住んでいるため)

作業員の方々は出勤時間が早いのでもっと早いはずです。

福島第二原発まででこれですから、なお遠い福島第一原発では3時間コースになってしまいます。

通勤時間って個人の問題にされがちですが、作業員住宅がない、被災地であるいわき市が慢性的に賃貸不足、個人で解決できない問題なんです。

これは復興が進んでいないのが大きな原因です。

発電所に入るためにかかる時間は完全に東京電力が改善することです。
これは東京電力の問題です。

職が選べる人なら、こんなまともじゃない通勤だけで辞めてしまいますね。

作業員、社員の流出が止まらないのは、発電所の外問題があるのを認識して頂きたいと思います。

そしてこれらを改善するには、働く人達が声を上げるのは勿論ですが
私達も改善要求の声をあげてあげるべきだと思います。

支援とは物を送ることだけではありません。

実情を知り、変わりに訴えてあげることも立派な支援です。

この件については、私ども団体の方でも改善要求を東京電力に出します。
また、実情を行政側にも伝えてまいります。

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