東京FMに出演しました

2013年7月25日

メディア掲載

ようやく千葉の義理の両親の避難先に帰ってきました。
東京近辺で用事がある際、千葉に滞在することが多いです。

昨日を振り返って、限られた時間で思いを伝えることの難しさを思い知りました。
マイクの前でもっと話したい事実があったのに。。。。と実はうなだれてしまいました。

上杉さんにはラジオで名前と顔を公表し元東電社員が語るという事の勇気に感激したという事を言われましたが、
実際は本当に現地の実情を伝える活動が満足に行えているわけでもなく
なんだか自分の矮小さを感じる思いでした。

しかし公共の電波に乗って多くの方に伝わった事実は正直嬉しいものです。

昨日、反響のメールを頂きました。
それは東電を支える納税者としてバッシング以外で感情を抑える方法はありますか?というものです。

まず、東京電力のやり方を私は決して擁護している人間ではありません。
昨今の海への汚染水流出を認めた、これについてはようやくかといった思いです。原子力発電所の構造上海と設備的につながっていますから可能性としてはかなり高く、汚染水問題(トレンチに汚染水を貯める手段)をとった時から、それは疑われていた問題です。地震で発生した亀裂については皆さんもご存知と思いますが、その後の止水対策で防げたと過信するには根拠となる部分がありませんでした。しかし、一度汚染した海側から汚染箇所を限定することは不可能に近く、今も汚染ルートが限定していない事が問題の難しさを物語っているのも事実です。これについては情報の開示のタイミングが選挙後という事もあり、疑われて当たり前の事を東京電力が行っている事実が問題です。

また、このタイミングで原子力規制委員会がアルプスを使って除染したトリチウムを含む汚染水を海へ放出することを容認するといった報道は、結果として国が主導して海洋汚染を進めると取られることになりました。
事実は少し違います。トリチウムを含む廃液は全国の原発から毎日放出されているものです。これは震災前から何十年も続いた事実です。
原子力規制委員会は、正しくはトリチウムを含んだ汚染水を基準値まで薄めた場合、他の原子力と同様に放出を福島第一も認めるです。

今まで東京電力がトリチウムを含む廃液を放出しなかった理由は、一度(というか現在もになりましたが)高レベル汚染水を海に放出した事により、今まで法のもと許されていた、トリチウムを含む廃液放出を地元の漁業関係者への理解を得るまではやらないと約束した為です。

ここで批判すべきは、東京電力はあまりにも海への汚染について軽んじていた事です。海側への対策が最重要課題である認識を強くもって頂きたい。
原発廃炉費用、補償費用、除染費用等により経営の悪化は知るところですが
それを福島原発にかかるお金のコストダウンに跳ね返ってはいけない。
既に取り返しのつかない問題です。早急な対策と危機感そしてコストをかけなければいけません。そして事実(現場の)どうであれ公表し続ける事を求めます。

トリチウムを含む廃液については又別の問題です。
放射能を含む=悪という理論では、一生放出は出来ませんし、今も全国で放出されている廃液との矛盾が生じます。
放出基準は震災前から変わらないものですから、基準値の妥当性についてを議論した場合実績ありきの話になると思います。

私がお伝え出来るのは、トリチウムを含んだ廃液については現在に至るまで行ってきた事であるという事です。

信用を失う情報公開を続ける東京電力はこれらを説明しどう理解してもらうか
現状では無理でしょう。
一つ一つの言葉を選び、国民の側に立って情報公開そして行動に移していって頂きたいものです。

管理職に一律10万をモチベーションを上げるために配った
こういった安易な行動が責められることを理解してほしいです。
年収1000万超えクラスの人間達が30%下げられても、それこそ一般からみれば裕福層なんです。自分が恵まれた人間だという意識と、事故を起こした会社の一員であるという責任は自覚して当たり前です。

私のもと後輩等は年収200万代で今も福島第一原発で働いています。
本当に恥ずかしい。それこそ遅れている補償や現地の作業員待遇改善に使うべきだったんではないでしょうか?

全てといは言いませんが、東京電力社員がいかに世間と感覚がずれているか
考えなおした方がよいですね。
私は被災者の方々、原発反対派の方々、一般の方々と向き合う生き方を選択し多くの経験をしています。改めて反省する毎日です。

私は正しく批判する道は作れても、安易に擁護する気はありません

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