オリーブ由来の陶器開発について 「ひろのオリーブ村」さん支援

2016年4月13日

地域再興支援

双葉郡広野町でオリーブの栽培をしている「ひろのオリーブ村」さん。
原発事故による全町避難、それによる除染から彩のなくなった町で町民の方々が、オリーブを通じて広野町で暮らす楽しみを作る、自分達で町をよくしていく、そうした意義に重きを置いた取組です。

事故から5年、栽培を初めて4年、去年初めて実がなりました!

桃栗3年、柿8年、オリーブも同じです。地道に続けていく産業です。

AFWは、始まったばかりのオリーブ栽培を地域の方が続けていけるよう、実以外で楽しめるものを開発しています。

オリーブは栽培の過程で、剪定と呼ばれる作業があります。形よく成長が促進するよう不要な枝を切る作業です。この切った後の枝はゴミになります。
それを再利用した取組が、オリーブ由来による釉薬の開発です。

焼き物の釉薬の原料では灰が使われます。自然釉と呼ばれるものです。オリーブ由来は今までありませんでした。
理由は大量の枝を集めることと、栽培することは逆関係にあるからです。
釉薬のために切り過ぎてしまうことは本末転倒です。

とはいえ、ただ剪定した枝を捨てるのではなく、そこから釉薬を作り地方でもなじむ陶芸に活かす。そうした取組が一つの形になりました。

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とても上品な青色と、ひび模様が得量です。


こちら、居酒屋などで出されるお通しの器「通称:むらちょこ」と箸置きです。
この度、昨年9月5日に避難解除になったばかりの楢葉町、これから解除を迎える富岡町で、割烹料理を経営されていた「きむらや」さんの
避難先、いわき市で新にオープンする「きむらや 新いわき店」用として作りました。

こちらのお店には、かつての双葉郡出身の方も多く訪れます。食事を楽しみながら、ふと器に目を向ければそれが広野町のオリーブ栽培へと話が繋がる
そうした思いに共感していただきました。

オリーブ釉薬、陶器の作成・開発には「有限会社 成山陶苑」様のご協力とアドバイスを頂いております。感謝申し上げます。

こちら取組は、Yahoo!基金様より助成を頂いております。
「福島第一原発の廃炉と隣り合う”ふるさと”を次世代へ託せる環境作り」の一環で行っております。

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