関東の学生をご招待しました(その2)

2014年1月15日

地域再興支援

広野町小学校に続いて広野町中学校も訪問させて頂きました。

広野町中学校の校長先生に教えて頂きました事を紹介いたします。

広野町中学校の生徒数は震災前230人に対し現在は41人です。
小学校とほぼ同じですが、広野町町内から通う子、避難先から通う子が半々の状況です。

やはり一番遠くの避難先からバスで通う子は片道1時間30分ほどかかります。
小学生と乗合できますので、バスの本数は一緒です。
ただし、中学生の場合部活があるので遅い時間の便として17時50分バスがあります。

通常の学校の部活が17時過ぎに終わるのは稀な例です。例えば一般の中学生のように19時頃帰した場合、バスの通学時間を考慮すると家に着くのが21時頃になってしまい、学生の体が持ちません。
ぎりぎりの線で17時50分という時間が最終となっています。

小学校の先生の意見と同様ですが、支援は大変有難い、しかし、イベントごとは授業がカットされてしまう、学生が普通の学生生活を送れる事が大切と考えています。

与えられる事に慣れてしまった場合、自立心の育成の面で問題が起きるのではないかと不安だと先生方が考えています。

支援の中には、現地の実情を知らずして食糧等を今だに送ってこられる方がいる。是非現地の実情を見て欲しい。

親御さん達の横の繋がりが避難先がバラバラになりなくなってしまった。
PTAは機能する事が出来ない。

通学の制限はあるし、学生の人数は減ったが、それを除けば震災前と変わらぬ学校状態にある。
子供達も前向きに明るく元気に過ごしています。

子供達も自らが、被災地の子ども扱いして欲しくない、かわいそうと思わないで欲しい、普通の中学生として扱ってほしいと言っている。
そして現に学校内で言えば普通の中学生とほぼ変わらない状態にあります。

人数が少ない故の困り事としては、チームスポーツが出来ない。
少人数でも出来るバスケット、バトミントン、陸上、駅伝などに取り組んでいます。

私が一番驚いた事があります。
学生団体の方が校長先生に、「子供達はどんな夢を持っていますか?」と聞いたところ、「人の役に立つ仕事をしたい」と答える子供達が多いとの回答でした。

ここで立派な子供達だなと思った方は的外れです。
私が感じたのは変わらない現状を自分達で変えたいと思わせてしまっているのです。
先生も仰っていたのが、子供らしくない夢だという事です。
私が具体的にどんな仕事ですか?と聞くと現在広野町で止まっている電車の運転手になりたいと、これは広野町までしか動いていない現状への不満の表れです。また建築士になりたい。理由は粗末な仮設住宅をもっとよいものに変えたいからと。。。。

これらは、私達大人が変えることを出来ない現状を、子供なりに自分に何が出来るか考えた上での回答なんです。

私は子供達が担おうと思うほど、現状を変えられない大人の一人として強烈な申し訳なさがこみ上げてきました。

先生方も双葉郡の中高生の中で「私達で福島を良くしていくんだ」と答える子がとても増えていると感じているそうです。
知らずにして重圧を抱えていないか心配だと仰っていました。

中学生ともなると考える事は大人じみてきます。
それ故に小学校の児童が抱える問題以外が見えてきました。

一般の中学生と変わらぬ「子供が子供らしく大きな夢を描いてのびのび生活する」これが出来る環境作りが必要だと感じております。

本当に必要な支援とは

当事者意識不在の支援ではなく、現地を知った上で必要な事を取り組む

大きな課題です。

私の活動で何が出来て繋がるか考えてまいります。

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