ブラジルテレビ局からの取材依頼

2014年3月7日

お知らせ

いつもはTV局の取材は基本お断りしていますが、今回ある思いがあってお受けする事になりましt。

ブラジルは日本と密接な関係があります。

ブラジル本国には150万人の日系人がいるだけではなく、日本には日系ブラジル人が20万人います。
福島原発で作業員として働くことに関心のある人も少なくなくありません。

以前ブラジルでは新聞で原発作業員の募集がかかった経緯があります。
それは大使館の介入により未然に終わりました。

現時点で福島第一原発で働く作業員の多くは建設系の方々です。
オリンピックを控え、建設業界全体で人材不足が騒がれています。
そのあおりも含めて福島原発でも同様に人材不足が起きています。

人材不足がなぜ起きているかは、原発作業の劣悪な環境のせいである事は周知の事実ですが、それ以外にも働く方々の地位が確立されず、長時間通勤や点賃金問題、住居問題などが起きているからです。

日本企業の作業員ですら守られていない環境の中、外国人労働者が守られる補償はどこにもありません。
外国人差別も相まって、より低い扱いになることは目に見えています。

私が今回の取材を契機に考えた事を列記します。

1.言葉の壁がある外国人労働者が勤務した場合、今以上にヒューマンエラーが起きる可能性がある。
2.外国人に対しアレルギーが強い日本、そして福島原発周辺はその日本でも田舎の部類、差別が生まれ余計な偏見が生まれるのでは
3.警戒区域周辺の町村では、帰還した町民よりも原発作業員、除染員の方が多い状態、そこに外国人労働者も加わった場合、本来町民が生活をしていこうと思える町になるのか
4.外国人労働者の場合、本国の法律により放射能安全が守られることになる。そして予想するに高放射能作業をさせられるのではないか。放射能による健康不安どころか、放射能により健康を害す可能性があるのでは。現行制度では彼らの健康補償を日本が負うことがない

将来外国人労働者の方の力を借りることがあるかもしれない。
ですが、今の段階では受け入れ体制すら確立していません。
当然東京電力だけでは対応不可です。

最低でも、日本政府、ブラジル政府、東京電力間での協定がしっかり決まり、労働者が守られる制度が決まらないことには外国人労働者を受け入れてはいけません。

取材依頼は、ブラジルでは福島原発で働きたいという方が多数いるそうです。
それについてどう思いますか?といった内容です。

どうして働きたいのか、それを伺うとお金と使命感でした。

原発作業は激務な上に低給与です。
使命感をお持ちでも、それを評価する社会すら構築されていません。
もっと言うと外国人故に、酷い扱いを受けることになります。

作業員不足問題は日本国内の問題ではすみそうにありません。
労働者問題から切り口を探せば、世界的人権問題にすら発展するものです。

取材依頼を持ちかけた方と長時間お話し、今後もこの問題についてはブラジル本国でも扱うことになりました。

これは本当によいチャンスを頂いたと思っております。
日本とブラジルの友好関係や国益レベルの話だと思います。

あちらでは大使館とも繋がりをお持ちのようです。
強く抗議して欲しいと思っております。

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