2014年1月10日
楢葉町町長様とお会いしてきました。
楢葉町は現在避難指示解除準備区域です。
近い将来、住民帰還が許可されます。
しかし長期化した避難生活によりいざ町に帰ったとしても、震災前の暮らしを始めることは困難な状況です。
楢葉町は一つの選択として、福島原発廃炉に伴う産業を軸に町の復興を進めています。
現実的に町の復興を早期化するには最前の策とは言えます
ですがそれは苦渋の選択でもあります。
本日は私の活動のご紹介と、今後住民帰還が始まった際に必要な防犯パトロールの企画の提供です。
こちらは活動の中で知り合った放射線計測器を作成されたサンプラス様の企画になります。
サンプラス様で開発された測定器はGPS機能のついた自動放射線マップ機能を持ち、放射線測定機能、電話機能までついた優れものです。
それを防犯会社に持たせることで、街の防犯機能と町の放射能管理を一遍に行うという企画です。
楢葉町の復興の一助として紹介させて頂きました。
また、私の在職時代に培った知識を役場で使って頂けないかというお願いもしてきました。
青天の霹靂により、今まで経験のない原発監視を町は求められています。
原発知識は勉強しても学べません。
実際に働いてようやく培えるものです。
福島原発情報を手に入れても、町では大変な悩みどころとなっています。
簡単に言えば、中身がよく分からないです。
ですがそれを非難することは的外れな事で、知っている人間がフォローすればよいと思っております。
使って頂けるかは分かりませんが、もし福島原発構内の問題でお困りごとがあれば、いつでも気軽に使ってくださいと申し出てきました。
大変なご苦労をなさっていることもお聞かせくださいました。
一つ勇気を出せば、会って話をすることが出来ます。
少しでも浜通り地方の復興に繋がっていけばと思っております。