スイス国営放送局からの取材依頼について

2014年2月1日

お知らせ

ですが、お断りさせて頂きました。(現時点では)
いつもの事ですが、安易に取材に応じる気がありません。
それは私の利益ではなく、被災者の方、福島原発で働く方々にとっての利益なるかが問題だからです。

どうしても海外の報道はセンセーショナルな報道になりがちですし、答え(企画)ありきで、それに合わせた取材になりがちです。

ついこの間も、海外の方が広野町でカメラを回し取材していました。
お声掛けをさせて頂き、何を目的に撮っているか聞くと
原発事故の被災地として新エネルギー(太陽光発電)に転換した町作りを進める姿を撮るとのことでした。

私は?マークが浮かびました。
広野町では一般の町より屋根に太陽光発電が上がっている家が少ないくらいです。
将来的には町役場も視野にいれていますが、まだ企画段階、始まってもいません。
必死に屋根に上がっている太陽光発電を撮っている姿は滑稽でもありました。

私はそれよりも、原発事故から立ち上がり、制限も解けごく普通の暮らしが大分戻ってきた「この姿」を映して欲しいと言いましたが、それでは番組にならないようで、挨拶もそこそこ何処かへ行ってしまった次第です。

確かに現在の浜通りしか知らない人間達にとっては、大変ショッキングな光景かもしれません。
しかし、確実によい方向には行っています。
どれだけ回復したかを伝えるのも真実ではないでしょうか?

現地の辛い現状を伝えてくれる事は大切ですが、それだけでは誤った認識を広げるだけです。
未だに広野町を人が住んでいない警戒区域と勘違いする方も多いくらいです。
日本でも誤解が多いのに、配慮せず報道した場合外国ではどういった扱いを受けるか容易に想像がつきます。

電話で何度も交渉しました、取材の前に詳しく現地を知ってもらうためお話ししましょうと。
しかし、「通訳が必要」、「福島に行くだけでお金がかかる」といった被災地の方には関係ない事情で上手くいきません。
なるべく取材にお金を使いたくないのは、そちらの事情です。

企画ありきではないか?いつもこれが頭をよぎります。
被災者の一人としては親身に配慮して欲しいと思います。

現在交渉段階です。
打ち合わせが持てる、何度かやり取りをし信頼関係を築ける
確信出来た時点でお受けするという事に一応なりました。

ネームバリューが通じない人間は嫌われるだろうと思います。
でもネームバリューにひれ伏す人間ばかりに取材しても良いことはありません。

特にTV放送は何時間喋ろうとも数分の切り取りですから。

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