関東の大学生のご依頼による福島ツアーにご協力して

2016年8月22日

現地ガイド

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今日は、大学生が依頼した開沼博さんの福島エクスカーションに同行しました。
普段自分も浜通りガイドをする人間ですが、他の人のガイドを見て学ぶこともあろうかと、一日傍らで拝見させてもらいました。
今福島の原子力事故被災地はどうなっているのか
いわゆる現地ガイドのこれまでの在り方は、事故当時こんな体験があったよ、今こんなことをしているよといったものにつきますが、開沼氏のガイドはそこに社会学者としての視点が入ります。
短い時間で要点を得る語り口は、福島を知らない人にとっては分かりやすいにつきました。
 
私はとても言葉を多く使うタイプですし精神性に重きを置くタイプです。
 
さてどちらが良いといった話ではなく、同じ場所を語るとしても切り口は様々であり、そのアイディアは共有し今、人に見てもらうことを求める地としては、あの手、この手で人に見たいと思わせる魅力を自分がきちんと伝えられることは重要かと思いました。
私からもこんなアングルがあるよ、こんな見方があるよ
とアドバイスできたことも地元の人間として、良かったと思います。
 
いわき市久之浜の浜風商店街では地元の方にカツオをごちそうになり、富岡町の交流サロンでは暑いからとアイスをごちそうになり、人の温かさにも触れながら
いわき市から浪江町までのツアーは朝10時過ぎから17時まで濃厚なものになりました。
〆はいわき市のタタキアゲジャパンさんのコワーキングスペースを使い、2時間かけての振り返りと福島第一原発の廃炉のお勉強会を行いました。
明日はAFWがご依頼を受けて、福島第一原発にお連れいたします。
現状を理解し、それを乗り越える様を正しく伝える
津波被災地域、旧避難区域、現避難区域、東京電力福島第一原子力発電所
それぞれが過去、現在の局面で変わりゆく課題を抱えながら、一歩一歩それを乗り越えていっています。
 
否定して終わらせる・遠ざける・逃げてしまうことはとても簡単なことですが、この地域はあえて楽な道を選ばず、乗り越えるんだと汗を流す人がごまんといます。
伝えるということは、とても難しいことだけれども、その先には新しい力や今萎えそうになっている力を再度呼び起こすことにもつながります。
NHKの取材も入っていますが、その撮り手の方にも、合間があけばコミュニケーションを取り、この地域の映し方とはなんぞやと議論もしました。
 
震災から、原子力事故から5年半
この時間は多くの方から関心というものを奪うのには十分ですし、特に若い方はそうしたことがあったことすらおぼろげになる年月です。
 
そのどうしようもない時の流れを受け入れ、分からない人たちを突き放すのではなく、より求める努力をしていかないといけないと感じています。
 
社会が理解してくれない、ではなく社会が理解できるようにこちらはありようを変化させていたく適応能力が必要だと思う次第です。

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